派遣のseというと、さまざまな企業で求められている存在です。この形態で働くシステムエンジニアは、予め明確に規定された雇用条件の中で働くことになり、雇用期間が終了する事で次の企業に移動して新たなプロジェクトに取り組む事が一般的です。よって、中小企業でシステム開発を担う仕事から、一流企業で複数のseと大掛かりなプロジェクトに参加するケースもあり、様々な企業で働くチャンスに恵まれます。

派遣のseは比較的短期間の雇用となることから、頻繁に勤務先を移動する事が必要です。そのため、多種多様な業界のスタッフと知り合う機会があり、コネクションをつくる上では理想的な環境となっています。ところが、定期的に勤務先を移動するという性質上、不特定多数のスタッフとのコミュニケーションが欠かせない要素となります。よって、初対面でも臨機応変に対応できる対人スキルが要求されることになります。

更に、派遣で働くシステムエンジニアの場合は、認識の浅い複数のスタッフとの共同作業が基本です。システムエンジニアの職務上の役割としては、各技術者をまとめてプロジェクトを円滑に遂行するというものもある為、リーダー的な資質も要求されるのです。やはり、システムエンジニアとしての経験が長い方の場合は、個々のスタッフの適応性や技量を短期間で見極める事も出来ることから、あらゆる場面で企業に歓迎され有利になります。そのため、勤務先では先輩システムエンジニアの行動を注意深く観察し、長所を積極的に取りれていくことで自らのスキルアップに繋がるのです。